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【お茶の種類と特徴】
1. 煎茶
日本の代表的なお茶で、生産量が一番多く最もポピュラーな緑茶で、程よい渋みと甘み、後味がさわやかです。
煎茶でも、より深く蒸して渋みをおさえたものを深蒸し煎茶と呼んでいます。
江戸時代の宇治(京都府)で煎茶の製法が確立し、以後この宇治製法の緑茶が日本茶の主流になりました。
生葉を蒸して、揉みをかけ細く撚っていくため、良質の煎茶は細く針のようになっています。
緑茶は通常1年に3~5回の収穫がありますが、1回目から順に一番茶・二番茶などと呼ばれ、
三番茶や四番茶などの夏~秋にかけて収穫される最後のお茶を“番茶”と呼びます。
2. 番茶
製法は煎茶と同じですが、夏や秋に収穫される最後のお茶を番茶と呼びます。
煎茶と比べるとタンニン(カテキン)が多めでカフェインが少なく、味は淡白でさっぱりした渋味があるお茶です。
3. 焙茶(ほうじちゃ)
煎茶や番茶の茶葉を強火で炒って香ばしい香りを出したものです。
京都では“京番茶”などと呼ばれており、煎茶や玄米茶などには無い、独特の焙じ香があります。
茶葉に含まれるカフェインやタンニンが少ないので味がやさしく、お年寄りや子供など万人に向くお茶です。
茎ほうじ茶は棒ほうじ茶とも呼ばれ、茎の部分を焙じほうじ茶より一層まろやかな香り、独特の味わいがあります。
4. 玄米茶
番茶に炒った玄米を混ぜたお茶です。
炒り玄米の香ばしい香りが特徴で、玄米の香りをうまく引き出すには、熱湯で一気にいれるのがコツです。
5. 玉露
よしず棚などで茶園を覆い、直射日光を当てずに育てた葉を使う高級茶です。
うまみ成分であるテアニンが多く含まれる為、独特の甘みとうまみに富んだ茎茶が生まれます。
渋みが少なくまろやかな甘みがあるのが特徴です。
6. 抹茶
玉露と同じように直射日光を当てずに育て、葉を蒸した後に乾燥させ、石臼で粉状にしたものです。
主に茶道で用いられています。
茶筅で泡立てて飲むため、苦い・渋い・旨いなどの茶葉の味がそのまま出るため、茶葉の質が大きく問われます。
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