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特集 「渡り鳥のお米」の米作り一年   

「渡り鳥のお米」の生産者は、豊かな自然環境のもと無農薬・無化学肥料のお米作りを行っています。
ちょっとお米作りをのぞいてみましょう。

1、お米を育てる人

小野寺さん一家
▲小野寺さん(右から2番目)と家族

「渡り鳥のお米」を一生懸命育てて下さるのは、小野寺實彦さんをリーダーとする生産グループ。
宮城県大崎市田尻(一部隣接市町村を含む)に広がる広大な田んぼで、生きものと共生した稲作りに情熱をかけています。

小野寺さんの稲作りの特徴はなんと言っても雁だけでなく、田んぼの生きものと共生すること。
小野寺さんの田んぼには、田植え直後から、小さな藻類やミジンコを起点に、おたまじゃくしやヤゴ、タニシ、ドジョウなどのたくさんの生きものを見ることが出来ます。

植物も小動物も、渡り鳥も土地の野鳥も、田んぼの中で共生しているのです。たくさんの命の連鎖の中で生まれたお米は、命のあふれる、生命力豊かなお米であり、それを育む田んぼそのものが小野寺さんの誇りです。

2、蕪栗沼

早朝の蕪栗沼
▲早朝の蕪栗沼
田んぼに舞い降りた白鳥
▲田んぼに舞い降りた白鳥

田尻の北の端には、蕪栗沼という湿地があります。

蕪栗沼は、国内有数の渡り鳥の飛来地で、毎年秋になり稲刈りが終わると、何万羽もの雁が飛来します。飛来した雁は、朝になると一斉に蕪栗沼を飛び立ち、田んぼの落穂を拾います。そして、夜になると再び蕪栗沼に帰ってきます。

田尻の冬の景色は何と言っても、早朝の雁の飛び立ちです。朝のまだ薄暗いうちに雁は飛び立ちます。何万羽もの雁がいっせいに飛び立つ瞬間の羽ばたきは、体の芯まで響いてきます。

冬場、田んぼに水を張っているとどこで聞いてきたのか、白鳥が舞い降り、田んぼの中で餌を採ったり、休憩したりします。

白鳥は雑草を食べてくれることや糞が肥料分の供給になるなど、自然との共生を目指す稲づくりにとってとても興味深い試みです。

 

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3、稲作りの準備と種まき

種もみの選別
▲2月下旬に行う種もみの選別
種まき
▲4月の種まき

稲づくりは、2月に始まります。前年田んぼから採っておいた種モミをお湯で消毒し、その後、氷が張る水の中で約1ヶ月の間寝かしておきます。

それにより、種モミは、十分な水分を吸収すると同時に、発芽を抑制する物質を種モミの中から溶け出します。これは、出来るだけ自然に近い温度で発芽を促すためです。

私たちのお米作りの基本は、人間が無理にイネの生長を促すのではなく、なるべく自然に近い環境で、イネ本来の生長を助けることなのです。

4月の初め、種まきとなるといよいよ忙しくなります。
私たちの稲づくりのもっとも重要な点は、播種量です。
1箱あたりの播種量を少なくすることにより、苗どうしが混み合うことがなくなるので、十分な日光が当たり、養分も無理なく吸収できるのです。
そして、このような環境ならば、茎が太く、根もしっかりとした苗に育ちます。しっかりとした苗ならば、田植え後の厳しい環境でも適応できるのです。
撒かれた種モミは、自然に近い温度環境でゆっくりと育ちます。

 

 

4、育苗と肥料

育苗
▲4月下旬の苗の様子

種まき後数日すると苗が出てきます。
出芽した苗は、自然の温度に近い環境のもとで、徒長することなくゆっくりと育ちます。
慣行の苗に比べて播種量が少ないので、苗どうしが込み合うことがなく十分な日光を浴びることができます。

苗は、1.5〜2葉になるとプール育苗に移行します。
プール育苗とは、水を張ったなかで苗を育てる育苗方法で、田植え前に苗を水の環境に慣らす役目をします。
また、プール育苗にすると根の張りが良くなり、田植え後も田んぼの厳しい環境を乗り越えることができるのです。

 

5、田植え

田植え
▲5月 田植えする小野寺さん

生産者の小野寺さんたちは、浅く耕すだけで田んぼに苗を植え付けます。

田んぼの表層だけを耕すことで、田んぼに棲む様々な微生物の生活を混乱させないようにしています。また、稲藁が深く鋤き込まれないので夏場の根ぐされも起こりにくくなります。

植え付け本数は、一株当たり2〜3本、坪当たり50〜60本で植え付けます。植え付け本数を少なくすることによって、苗が十分な日光と養分を吸収することができるのです。

 

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6、稲の生長

6月の田んぼ
▲6月の田んぼの様子
出穂
▲8月中旬 出穂の様子

当初、私たちの田んぼの姿は、慣行田に比べると非常にさびしい感じがします。6月になってもまわりの田んぼは青々と稲葉で覆われるのに、隙間だらけです。

7月になると慣行田では、田んぼは稲の葉に覆われて地面が見えません。

しかし、ここから私たちの田んぼは慣行田の稲の生育を追い越します。これは、苗どうしが込み合わないために十分に根を地面に張ることができ、茎が太くなり、稲も慣行稲よりも大きくなるからです。

8月にもなれば、私たちの稲の茎葉は慣行稲よりもひとまわり大きくなり、大きく葉を開いた稲が葉一面に十分な日光を受けます。

8月中旬の朝、稲は茎から穂を出すと同時にもみを開いて白いおしべを出します。

開花受粉は午前中のほんの数時間のうちに行われます。稲はその後、モミに蓄えていた養分を注ぎ込むことに全力を使います。

根が土中深くまで張っている私たちの稲は、穂が実るまで養分を吸い続けます。

 

 

 

 

7、田んぼの生きもの

アマガエル
カブトエビ
鳥の巣
▲上:アマガエル 中:カブトエビ
  下:田んぼで発見した鳥の巣と卵

夏の田んぼでは、様々な生きものを見つけることができます。

田んぼの畦を歩くと田んぼの水面近くにいたオタマジャクシが潜っていきます。オタマジャクシは、やがて足を生やし、カエルになります。そのほかにも、カブトエビやイトミミズ、トンボ、タニシ、ドジョウ、鳥類と夏の田んぼはとてもにぎやかです。

田んぼは単なる米を作る場所ではなく、さまざまな生き物の命であふれています。

また、田んぼの生き物の遺骸はやがて分解され、田んぼの養分となります。
田んぼは様々な生きものによって支えられているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

田んぼの生きもの調査
田んぼの生きもの調査
▲7月 生きもの調査の様子

田んぼの生き物が、 どんどん活発になる7月、 田んぼの生き物調査が 本格的に始まりました。
網をもって、いよいよ各地区の生き物調査開始。 田んぼの中だけでなく、畦や、周辺の水路など、 田んぼと田んぼ周辺の生き物の様子を観察します。

おたまじゃくし、メダカ、ゲンゴロウ、貝エビ、 糸ミミズ、ヤゴ、クモ、カエル・・・。
その他、いろいろな生き物たちが集まりました。
集まった生き物達や、見かけた生き物達を、 調査シートに記入していきます。
いろいろな生き物たちの名前や役割、 生活の様子などをみんなで勉強します。
また、生き物たちと共存する農法などについても、 意見を交換し合います。

 

 

 

 

8、秋の稔り

穂が色づき始めると田んぼの生物の様子も変わってきます。
イナゴは稲の葉をかじり、アキアカネは盛んに産卵を行います。田んぼの生き物も、子孫を残そうと懸命です。

10月になると収穫の季節が始まります。黄金色の田んぼの中でコンバインがエンジン音を響かせながら、稲穂を刈り取っていきます。稲作りの苦労が報われるときです。


刈り取られたお米は、乾燥・調整し、温度と湿度を一定に保った倉庫に保管され、お客様のお手元に届く直前に精米されて、届けられます。

稲の比較 収穫を喜ぶ小野寺さん
▲左:私たちの稲 右:慣行稲 ▲収穫を喜ぶ小野寺さん

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「日本野鳥の会」エコトートバッグをもれなくプレゼント!

今回ご応募いただいた方には、もれなく「日本野鳥の会」エコトートバッグ2種類をプレゼントいたします。

「日本野鳥の会」は、野鳥や自然とのふれあいを楽しみながら自然保護を進めている国内最大の自然保護NGOです。全国5万人の会員の方が、自然をたのしみつつ、自然を守る活動を支えています。ひとりでも多くの人に自然や野鳥のすばらしさに触れていただくためのさまざまなイベントの実施、貴重な野鳥の生息地を買い上げて保全する活動、野鳥の生態や生育状況の調査研究などを進めています。

今回プレゼントさせていただく「日本野鳥の会」ロゴ入りエコトートバッグの収益の一部は、日本野鳥の会の活動に活かされます。

 日本野鳥の会 >>日本野鳥の会 ホームページ

日本野鳥の会 キャンバスエコバッグ 日本野鳥の会 コットンエコトートバッグ
▲日本野鳥の会 キャンバスエコバッグ
材質/コットン100%(無漂白)
サイズ/タテ36cm×ヨコ46cm×底マチ14cm
ハンドル/60cm
重量/190g
容量/18リットル
大きなサイズだから、たくさん入れても平気な丈夫なキャンパス生地のトートバッグです。

▲日本野鳥の会 コットンエコトートバッグ
材質/コットン100%(無漂白)
サイズ/タテ36cm×ヨコ37cm×底マチ11cm
ハンドル/50cm
重量/70g
容量/10リットル
シーチング(無漂白コットン)を使ったバッグです。薄手の生地で、折りたたんで持ち運びにも便利です。

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四万十川の青のり    原木栽培天日干し 干ししいたけ
四万十川の青のり
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ゆず、ごま、プレーンの3種類をセットにしました。
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