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□■□ 2006年(平成18年)度のひとめぼれ日記 □■□

平成18年12月の産地情報


すっかり寒くなってきましたね。
今回は、蕪栗沼の朝の様子をお伝えします。
時期的には、雁の数のピークを少し過ぎ、 雁たちもだいぶ落ち着いてきた頃です。

1.夜明けの蕪栗沼
夜明けの蕪栗沼
蕪栗沼に朝日が昇る頃、雁たちが飛び立ちの準備を始めます。
見張りの雁が上空を旋回してタイミングをはかり、 水上の雁たちはせわしなく声を掛け合いながら、飛び立つ瞬間を待っています。
この時期、雁たちは3〜5回に分かれて飛び立ちをします。

2.飛び立ち1
雁の飛び立ち1
にわかに声が高まり、雁の一陣が飛び立ちを始めました。
一斉に羽音を立てて、雁たちが飛び上がります。

3.飛び立ち2
雁の飛び立ち2
一斉に飛び上がった雁は、それぞれの方角に向かって
広がって行きます。
はぐれないように大きく声を掛け合って、 田んぼを目指して飛んで行きます。

4.白鳥1
白鳥1
雁たちが飛び立った後の蕪栗沼。
あれだけの羽音にかかわらず、白鳥たちはまだ寝ています。
先に起きた白鳥が声をかけ、起こそうとしてもなかなか起きません。
一度起きても、また寝たり…。
雁に比べて、こちらはのん気というか、おおらかというか。

5.白鳥2
白鳥2
同じ頃、蕪栗沼にほど近い、集落の中の小さな沼(切伏沼)では、 白鳥たちがすでに水面を回遊していました。
こんなに人家の近い小さな沼でも、何羽かの白鳥やカモはねぐらにしているようです。
雁に比べ、人に対して警戒心の薄い白鳥やカモならではですが、 やっぱり人家に近いためか、蕪栗沼よりはずいぶん早いお目覚めですね。

6.おまけ
サンタさん
12月24日の夜、家の外からジングルベルが聞こえてきて…
やって来たのは、なんとサンタさん!!
実はこのサンタさん、農協の青年部のお兄さん(おじさん!?)。
毎年、プレゼントの配達サービスをしてくれています。
ばあば(写真左)が買って準備していたクリスマスプレゼントを、 サンタさんから渡してもらい、子供たちは大喜び!!
とっても素敵なクリスマスでした。

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11月の産地情報

稲刈りも終わり、田尻はすっかり秋色に染まってきました。
雁や白鳥も、次々とやって来ています。

1.加護坊山(かごぼうやま)
加護坊山
田尻にある小高い山、加護坊山も、鮮やかな晩秋の装い。
空は、茜色に染まりはじめています。
加護坊山の山頂からは、町内をぐるりと見渡せるようになっています。

2.蕪栗沼
蕪栗沼
加護坊山の山頂から、蕪栗沼を望みます。
写真中央が、蕪栗沼。
沼は左右に分かれており、左側が元々の蕪栗沼。
右側は、水田を沼に戻した白鳥地区。
どちらもたくさんの渡り鳥が越冬します。

3.雁その1

もう夕暮れ時だというのに、雁たちはまだ沼に帰らずに
一心不乱に田んぼの中を探っています。
まだまだ食べ足りないのでしょうか。

4.雁その2
雁その2
沼に帰っていく雁たちの声を聞いて、
そろそろ帰ろうかな?といった雰囲気の雁たち。
雁は、雁や他の鳥たちの声にとても敏感です。

5.白鳥その1
白鳥
一方、こちらは白鳥たち。
やはり夕暮れになっても、まだ餌探しに夢中です。

6.白鳥その2
白鳥その2
白鳥は、雁のように人間の姿に極端に警戒しないので、
比較的近くで写真を取らせてくれます。
ちょっとおっかなびっくりですが、
すぐに飛び去ることはありません。

ラムサール条約に登録されたためか、はたまた祝日(11月23日)であったためか、 蕪栗沼では望遠レンズや双眼鏡を携えて歩く人が大勢見られました。
この環境や光景にふれて感動するだけでなく、どうしたら守れるかを考えてもらえたらな…。
なんて、複雑な心境で一人見守る私なのでした。

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10月の産地情報

暦も10月、いよいよ稲刈りが始まりました。
稲刈り、乾燥調整、米検査、初出荷・・・。
猫の手も借りたいくらいの、目の回る季節です。

1、雁 その1
雁がやってきた!
秋晴れの空の下、雁たちが田んぼの上を飛んでいきます。今年もはるばるシベリアから渡って来ました。
お帰りなさ〜い!

2、収穫
収穫
小野寺家では、大忙しで稲刈りです。
晴れ間を縫っての稲刈りですが、今年は収穫時期に秋雨が当たって、なかなかはかどりません。

3、米検査 その1
米検査 その1
とれたての新米を検査します。まずは、全ての玄米の紙袋に“刺し棒”を突き刺して、中のお米を抜き取ります。


4、米検査 その2
米検査その2
抜き取ったお米を、専門の検査員が国の定める農産物検査法に基づいて検査します。
胸のプレートが、検査員の証。
検査員が検査し、品種と品質が公式に証明されたもののみが、「宮城県産のひとめぼれ」と名乗ることが出来ます。

5、雁 その2
田んぼに飛来した雁
田んぼでは、雁たちが一心不乱に落ち穂をついばんでいます。
たくさん食べて、過酷な「渡り」で消耗した体を休めてほしいものです。

                                   ▲ページトップへ戻る

2006年9月 収穫は、間近です

9月24日
九月も暮れに入り、続いていた長雨からようやく天気が好転し始めたこのごろ、 田尻ではぼちぼちと早い人たちが稲刈りを始めています。
私たちのお米は無農薬ですので、周りに人に比べ稲刈りが遅いのですが、 お天気がよければ来週ごろから稲刈りが始まるでしょう。
目の回る忙しい季節がやってきます・・・。


1.登熟
登熟
私たちの田んぼもずいぶん色づいてきました。
黄金色の稲穂がずっしりと重そうです。
たくさんの生命の重みです!


2.アキアカネ
アキアカネ
アキアカネが、ようやく山から帰ってきました。
田んぼに一番遅く帰ってくるアカトンボがこのアキアカネ。
「そろそろ収穫時期ですよ〜」と言っているかのように、
田んぼの上を旋回しています。

3.オンブイナゴ
オンブイナゴ
畔を歩いていると、バタバタバタ…と穂波に飛び込むイナゴたち。
晩秋の気配を感じ、イナゴたちも繁殖を迎えています。
オンブしているイナゴは親子のように見えますがごれはつがいで、
上の小さいイナゴがオス、下の大きいイナゴがメスです。

4.ドヨウオニグモ
ドヨウオニグモ
無農薬の田んぼの中には、色々なクモがいます。
すぐ近くの田んぼでも、住んでいるクモはまったく違います。
ドヨウオニグモは、夏の土用のころから増え始めるクモ。
クモは農薬にとても弱いので、無農薬の指標にも使われます。

5.トンボの捕食
トンボの捕食
トンボが益虫といわれるのは、田んぼの害虫を食べてくれるから。
トンボは肉食なんですよ。
そんなトンボが、虫のさなぎを捕獲!
むしゃむしゃとあごを使って食べています。
農薬を使ってただ害虫を殺すのではなくて、 こうして命が連鎖して、次につながってゆくのが無農薬の田んぼです。

6.トンビ
トンビ
頭の上から、「ピ〜ヒョロ〜」。
トンビが会話をしています。
野や里はすっかり秋の気配。
稲刈りに向けて、いよいよ最終調整に入ります。
おいしい新米、今しばらくお待ち下さい!

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2006年8月 勉強会と田んぼのトンボ

お盆が過ぎ、朝夕の風が涼しくなってきました。
田んぼでは、赤トンボが訪れ始めてきました。
これから10月の収穫まで、田んぼはトンボ天国になります。
生産農家が集まって勉強会をしました。

1.勉強会

勉強会
8月20日、東北大学の伊藤先生と古川農業試験場の小山先生をお呼びして、 「生き物と稲作の勉強会」を行いました。
土の話や生き物の話を通じて自然の仕組みを学ながら、これからの米作りにどういかせるかを話し合いました。

2.ノシメトンボ

ノシメトンボ
この時期、田んぼや家の周りでもノシメトンボがたくさん飛んでいます。
ノシメトンボは、このあたりでは一番多く見られるやや大型のアカトンボです。
このあたりでは「クルマトンボ」とよく呼びます。
やや赤黒い感じの赤色に染まります。

3.ナツアカネ

ナツアカネ
ナツアカネを見つけました。でも、まだ赤くなる途中のようです。
ナツアカネは、成熟すると顔まで真っ赤になります。
夏の間は近隣の山林で過ごすそうで、ようやく田んぼに帰って来始めました。
アキアカネは、夏にさらに高い山や高原まで移動するので、田んぼにはまだ帰って来ていません。

4.マイコアカネ

マイコアカネ
比較的よく見られたのが、このマイコアカネでした。
顔が鮮やかな青色をしています。
ナツアカネやアキアカネよりも早く田んぼに帰ってくるのかもしれません。
少し小さめですが、鮮やかな赤色をしているのでよく目立ちます。

5.オニヤンマ

オニヤンマ
田んぼの上を通りかかったオニヤンマ。
アカトンボたちとは違い、田んぼで生活をするわけではないので、田んぼの上は横切るだけ。
捕まえないとなかなか写真に撮れません。
普段は林や小川のある場所で生活をしているトンボなので、平野では比較的少ないです。
山林に近い農家の家では、夏によくオニヤンマが家に迷いこんできます。

6.アカスジカスミカメ

アカスジカスミカメ
稲穂は少しずつ首を垂れてきましたが、その穂先に…いました。カメ虫です。
お米を加害する(斑点米にする)カメ虫にはいろいろな種類がありますが、
田尻ではほとんどこのアカスジカスミカメによってお米が被害を受けます。
今年は、7月の天候が不順だったために、カメ虫による被害が過去最大になると予想されています。
残念ながら、斑点米の多い年なるようです。

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2006年7月の田んぼ 生きもの調査

いよいよ7月。田んぼの生き物が、 どんどん活発になる季節です。
田んぼの生き物調査が 本格的に始まりました。

1.打ち合わせ

打ち合わせ
まずは、各地区ごとに農家が集まって、 一度田んぼの生き物調査を行い、 その後、農家各自がそれぞれ自分の田んぼで 生き物調査を行います。
どの地区から調査を始めるか、 各地区の代表の人たちで集まって、 日程を調整します。

2.調査開始

調査開始
網をもって、いよいよ各地区の生き物調査開始。
田んぼの中だけでなく、畦や、周辺の水路など、 田んぼと田んぼ周辺の生き物の様子を観察します。

3.本日の成果

本日の成果
おたまじゃくし、メダカ、ゲンゴロウ、貝エビ、 糸ミミズ、ヤゴ、クモ、カエル・・・。
その他、いろいろな生き物たちが集まりました。

4.調査の記録

調査の記録
集まった生き物達や、見かけた生き物達を、 調査シートに記入していきます。
いろいろな生き物達の名前や役割、 生活の様子などをみんなで勉強します。
また、生き物たちと共存する農法などについても、 意見を交換し合います。

5.イナゴ

イナゴ
稲の葉では、小さなイナゴたちが 私たちの様子をうかがっています。
イナゴは、稲の葉を食べる害虫といわれていますが、 実は雑草を食べてくれる益虫でもあります。

6.トンボ

トンボ
ちょうど、トンボが羽化をしていました。
トンボはこの時期に羽化をし、 夏の暑い間は山で過ごします。
秋になるとまた田んぼに戻ってきて、 交尾をし、田んぼに卵を産みます。

いろんな命が田んぼから生まれ、 田んぼに産み落とされています。

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2006年6月の田んぼ 小野寺家の田んぼの生きもの

今年は、5月から6月にかけて、日照不足の日が続いています。
そのため、稲の生育や生き物の変化も、例年よりもゆっくりです。
今年もいろいろな生き物たちが、小野寺家の田んぼで 生活しています。

1 カルガモ

カルガモ
6月6日、カルガモが田んぼに遊びに来ました。
よく遊びに来るのですが、なかなか写真に収めることが できません。警戒心が強いので、姿を見せるとすぐに 飛んでいってしまいます。

2 卵

卵
6月8日、家のすぐ裏の田んぼで、鳥の巣を発見!!
卵は7つありました。
カルガモがしょっちゅう遊びにきていたから、 カモの巣なのかな??
親鳥はなかなか姿を見せてくれません。

3 バンのヒナ

バンのヒナ
6月26日、家のすぐ裏の、鳥の巣があった田んぼで、 真っ黒いバンのヒナを3匹見かけました。
カモの巣ではなく、バンの巣だったのですね。
生まれたばかりのヒナは上手に泳げず、 すぐにひっくり返って背泳ぎになっていました。

4 タニシ

タシニ
田んぼの中では、タニシがのそのそと歩いていました。
タニシは、藻を食べて生活しています。
昔は農薬の使用でほとんど見られなくなったそうですが、 最近はどの田んぼでも復活してきているようです。

5 カエル

カエル
どこに隠れているか、分かりますか?
これはトウキョウダルマガエルというカエルです。
鮮やかな緑のラインの模様は一見目立ちますが、 田んぼの中に飛び込むとすぐに、 株とカエルの見分けがつかなくなります。

6 田んぼ

田んぼ
6月28日、少しお天気が好転してきたので、 稲もだいぶ元気を取り戻してきました。
6月初旬は淡かった葉色も、 ようやく本来の緑色になって来ました。
今年も元気にたくましく育ってほしいものです。

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2006年5月の田んぼ 田植えしました!

ゴールデンウィーク明けから、いよいよ田植えが始まりました!
今年は、比較的お天気に恵まれたのですが、最終日には朝からぱらぱらと雨が降り始め、本降りになる前に大急ぎで植え付けました。
今年も忙しい田植えでした。( 文:小野寺ひかる)

1、表層代かき

表層代かき
田植え前に田んぼの表面部分だけを代かきします。
今年は春先に雨が多く、田んぼに草がたくさん生えてしまったので、いつもより心持ち丁寧に代かきをしました。
除草剤や農薬を一切使わない農法ですので、代かきによる雑草の抑制はとても重要です。

2、苗運び

苗運び
田んぼまで苗を運ぶため、軽トラックに苗を積み込みます。
プール育苗の苗箱は、水をたくさん吸っているためとても重く、水ですべるので苦労します。田植えでは、一番大変で忙しい作業です。

3、田植え

田植え
田植え機械で苗を植え付けていきます。写真は私の旦那さんの皇貴くんです。
たくさんの苗を積んで行きますが、行って戻ってくるころには、ほとんど空になります。それほど田んぼが広いのです!

4、田植え2

田植え2
あまりに人手が足りなかったので、私も田植え機に乗りました。その間、男の人たちは大急ぎで苗運びです。
久しぶり(2年ぶり?)に運転したので、最初はぐにゃぐにゃと曲がってしまいました(恥)。
次第に慣れて、まっすぐに運転できるようになると、その後はずっと田植え機に乗らされました…。

5、ドジョウ

ドジョウ
今年は、とてもドジョウが多く見られます。それだけ田んぼが豊かになってきたのでしょうか。
田植え中、田んぼで大きなドジョウを発見!!
普通のドジョウより4〜5倍はありそうな大きさ・・・。田んぼでもこんなに大きく育つんですね!!

6、放流

放流
ドジョウを見て「美味しそう」とか言われるので、食べられる前に放流しました。
田んぼの一箇所を掘り下げて池のようにした田んぼビオトープに放しました。 大きくなって、田んぼのヌシ(主)にならないかな?

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2006年4月の稲づくり 出芽しました!

種まきから一週間、ついに芽がでました!

出芽1
4月18日
芽が出始めました。


出芽2
近くによってみると・・・。
土のひび割れから芽が出ているように見えます。


出芽3
実際は、出てきた芽がかぶせていた土を持ち上げているのです。芽は結構力持ち!


出芽4
初めての水やり。芽が出るまでは水をやりません。出芽して初めて水をやり、表面の土を落としてやります。この後は毎日水をやります。出て間もない芽は、まだ白っぽいです。


出芽5
4月21日
初水やりで土を落としてやり3日もたつと、すっかり苗の姿になっています。


出芽6
きれいに葉が開き、緑色が鮮やかになっています。なんとも伸びやかで健やかな姿ですね。

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2006年4月の稲づくり 種まきをしました!

4月10日、11日と2日間をかけて種まきをしました。あまり天気が良くなく、小雨が降りましたので、ビニールハウスの中で行いました。
今年も良いお米になりますように…。

床土を入れる
1、床土を入れる
有機肥料を混ぜた床土を育苗箱へ入れていきます。

種を入れる
2、種を入れる
吸水し、少し芽が出た状態の種を入れます。品種はひとめぼれです。

蒔いた種
3、蒔いた種
ならした床土の上に種が蒔かれます。

覆土を入れる
4、蒔いた種に土をかけていきます。かける土(覆土)には、病気やカビを予防するため焼いた土を使用します。

育苗箱を運ぶ
5、育苗箱を運ぶ
覆土が終わった育苗箱は、次々と運びます。これが一番忙しいです。

育苗箱を並べる
6、育苗箱を並べる
育苗箱をきれいに並べていきます。あとはビニールシートをかけ、出芽を待つばかり。

 

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