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商品へのこだわり【凍頂烏龍茶】
手間を惜しまない凍頂烏龍茶の製造
無農薬で育てられた凍頂烏龍茶の原料茶葉は、一芯三葉から四葉を全て手摘みで行われます。
そして、収穫後大急ぎで、お茶の製造工程へ移ります。
凍頂烏龍茶の製造工程
1.日光萎凋(いちょう)
2. 室内萎凋
3. 撹拌(かくはん)
4. 殺青(さっせい)
5. 揉捻(じゅうねん)
6. 包揉(ほうじゅう)です。
この間、生産者は寝る間も惜しんで徹夜で作業をします。
美味しい凍頂烏龍茶ができるかが、この工程にかかっているのです。
まず、行うのが日光萎凋。
収穫された茶葉を広げて、20分ほど日光にさらします。
これにより、酸化酵素の働きを促します。
次に、室内萎凋。
茶葉を部屋の中に持って行き、笳靂(かれい)と呼ばれる竹のざるの上に
茶が重ならないように、薄くちらします。
ツバキ科の茶葉は、表面がロウ分で覆われているため、葉のふちと芯の2箇所からしか水分が蒸散しません。
ふちから水分が抜けていくが、放置しておいたら茶葉がボロボロになるので、攪拌して水分を端に送ります。
何ともいえない甘い香りがたったときが攪拌の合図です。
1回目の撹拌は2往復。
2回目は4往復。3回目は8往復と、回数を重ねないと水分が抜けません。
撹拌の回数は、そのときの気温と湿度の条件によります。
長年の経験がものをいう職人技です。撹拌の最中、製茶所は甘い香りに包まれます。
発酵が進むと、殺青で発酵を止めます。
殺青とは、製茶を蒸すなど加熱し、葉の酸化作用を与える工程です。
その後、揉捻で茶葉を揉み、茶葉を傷つけて、香りが出やすいようにします。
そして、包揉。茶葉を布で絞って丸くする過程です。
何度も何度も茶葉を絞り、解き、また絞る過程を繰り返します。
やがて、茶葉が丸くなります。昔は、5回ほど絞るだけだったのが、今は30回も絞ります。最後に、乾燥して出来上がりです。作業が終わるころには、すでに夜が明けています。
カテゴリ:ドリンク